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9/03/2015

体験談(事故その2)男性一名! 救急隊


20代のその頃の私は焦っていた。
時間が・・アルバイトに入る時間に間に合わないと焦っていた。

信号待ちで左端で停車していた。
横に大型トラックが並びやがったよ。

アルバイトの時間に合わないっつうの!!!早く早く青信号になってくれー。とか思っておりました。

片側二車線道路だった。それは国立大学のすぐ近くでした。


信号が青になった。
迷わず発進! って・・出たは良いが、目の前にいきなりお爺さんが@@
歩行者信号は真っ赤っかだってのぉ!!!

私は回避するしかなかった。通常のブレーキは間に合わないと体が判断しましたの。
なんてったってクロスミッションが入っている私のバイクは一速で100km/h超えます。
発進して数秒で50はいくよなぁ。スロットルを開けた瞬間やもん・・。
そら~止まれないわ。
しかも回避技術がまだまだ下手な時期でござんした。
爺さんにぶつかってしまうくらいならとリアタイヤをロックさせて左方向にバイクを傾けました。

はい、こけましたとも(,泣)
普段ならグローブは必ずつけているのだけどこの時はすぐそこまでの距離移動だったので、ま、いいかと素手だった。道路に掌を打ち付けた・・のだろうね。手がぁ~手がぁ~(泣)
事故ってのはそんなものよね。

それはそうと、一般公道でバイクで事故ったのはこれが二度目なのだが、こういう回避コケは初めてだった。
先ずは爺さんをバイクで轢いていないかを確認。あら・・無事なのね。よかったよ。

バイクを起こすために起きなきゃ・・と思ったら「手が~手が~動かない~。」
痛すぎて声も出ない。
けどバイクだけは何とか起こしたよ。

近くの人が救急車を呼んで下さいました。
体育座りをしたまま左腕を右手で支えていたのですが、あまりの痛みにストレッチャーに横になる事もできなかった為、その状態のまま救急隊員が救急車に運び込みました。
体育座りで救急車ですよww

救急車から救急隊員が警察に連絡を入れていました。

「えー、男性一名、腕骨折と思われます。」「もう一度繰り返します。男性一名・・。」
オイ・・ちがうし・・オイ、私の体型とお顔見てくんないかしらん?

直ぐに近くの整形外科に運ばれた。

「あ、えーっと腕以外は?足とか腰とかの打撲もありそうだし折れてないかなぁ?ズボン切っちゃっていいかな?えーっと男性だよね。生年月日言えるかな?」

私「せんせー、いた・・い。半端なく・・痛い。それと・・あのね・・。」うっ!!


看護師がバケツに氷水を入れて持って来た。
その冷たい水に腕を入れながら、「先生、ズボン切らないで。何ならズボン脱がなくてもさ、下着も脱げますよ。紐パンだから。www」(笑っていなかったけどw)

先生「え?女の子?あらー、男性だとばかり思ってたよ。連絡も男性一名って言ってたしね。」

「先生、頼むからこの痛みを何とかしてくらはい。」

とりあえずレントゲンだね。
はいはい。

先生「ありゃー、骨強いね。強いせいで縦に割れちゃってるよ。裂けてるっていうかね。こういう骨折は痛いし、治療も長くかかるよ。複雑骨折(粉砕)してないからまだましだけどね。」
(あーあ、って事は手首が太くなっちまうのねぇとか思う。)

とりあえず、固定して入院だね。
痛みどめの座薬を出しておくからね。点滴もね。手術はしなくても良いよ。骨ができるまで我慢だな。

そのまま病室に運ばれた。

痛みで仰向けには寝られない。横を向いて足をくの字に曲げて寝ていた。

夜遅くにお爺さんらしき人がやってきた。
私は気付かない振りをしました。

お爺さん、自分が赤信号を渡ったせいでこんな事故につながってしまった事を悔いているようでした。
警察官は、民事では訴える事も可能であると説明して下さったけれど、横断歩道を死角から歩いてくるかもしれないという事を考えてきちんと確認しなかった私も悪いのだから、訴訟するなどとは考えませんでした。

ほどなくして、お爺さんは帰っていかれた。
心配して下さってありがとうございます。
ほんとにそんな気持ちでした。

自分の治療は保険で少しは安くできますがバイク車体の治療は保険がきかないのですよ。
それがその頃の貧乏生活には一番響きましたわ。(笑)

行きつけのバイク屋の社長がバイクを回収に来てくださって、ぼちぼち治すからね。
まぁ120万超えてるこのバイクをどこまで治すかだけどねぇ・・。
ローンが残ってるバイクだもの。乗り続けたいよ。できる事は自分でやるからそのままにしておいてねぇと告げました。

約40日間私の腕は固定されました。
手首のリハビリが始まった頃、「私の手首はもう二度と動かない。痛い!痛すぎる。骨は繋がっても手首はもう二度と曲がらないわ。」それくらい辛かったっすねぇ。

それからというもの交通状況は誰よりも慎重に見渡し確認するようになりました。

で、大学の教授OB爺さん、命が惜しかったら赤信号で横断歩道を渡るのは止めようね。
私も気をつけるけどさ(=^・・^=)

腕のリハビリが終わらないうちに二輪指導員の実技試験の練習が始まり、腕全体でクラッチをひきましたわw
道交法を暗記していたら10円ハゲできましたわorz
バイクのローンが遅れて催促のハガキがきましたわorz
保証人になってくれていたバイト先のオーナーからも嫌味を言われましたわorz
もう何もかも全ての事に関して、なーんもすんな!って神様に言われている気分でした。

ま、そんな時代もあったねと今は笑って話せるのですから私ってしあわせ者なのです(笑)

「青信号、進めじゃなくて、進んでもいいよ」だからねっ。
気をつけようねぇ。
トラックの運ちゃんさんさぁ、赤信号で渡り始めた人がいた時はさ、危ないかもよーってラッパ鳴らしてくれてもいいんだからね(笑)

それにしても「負傷者、男性一名!」は無いよな・・。(´・_・`)

何度も男性に間違われているけどねぇ何度もさ(p_-)
中学生の時には「ちょっと、そこの僕どいてくれるかな?」ってね、言われたお(´・_・`)
年を取ってから爺さんって言われたらどうしよう(-"-)








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