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8/16/2015

体験談(事故その1)若い女性が人を轢く


小雨が降るある夏の夜、20代の若き女性であった私は、オートバイで路面電車も走る国道を走っていました。
ヘッドライトは市内なので勿論ロービーム。

ずーっと先の方で何かが空に飛んだ。え?飛んだ。それは確かに飛んだ。マネキン人形がぐにゃりとなりながら飛んだのよ。

速度を落としてその現場に近づくや否や、女性が私のバイクに向かって走って来た。
(く・・くんなよ。ひいちまうやろ!)

ヘルメットのシールドを開けて叫んだ「ちょっと、そっち行ってて、私止るから!!」そう言いながら電車道まで出て女性を大きく回り込んでバイクを止めた。

バイクを下りると女性が私に走り寄りだきついて叫ぶ。
「人、人をひいてしまったのぉ。ひいたのぉ。」号泣しながら私にしがみ付いて離れない。
(照れるじゃねぇか、ってそんなもんじゃないんですよ。苦しいよー。肋骨折れるー)

赤い車のフロントガラスは蜘蛛の巣状にひび割れてボンネットも凹んでいた。

「うん、わかった。わかったから!先ず落ち着いて。ね。」と言いながらその女性を歩道に座らせた。
後ろから走ってくる車に手を振って停止をお願いしてハザードをつけていただいた。
その後、車で轢かれた男性らしき人の元に行き「もしもーし」と声をかけた。

酒臭かったよ。酒飲んだ酔っ払いやんけー(-"-)

「あー。」
その方が声を出したので、女性には「この人生きてるから大丈夫、そのままそこにいて。」と告げた。

首が折れてたりしたら声も出せないかな?けど頸椎の神経って簡単に切れちゃうかもしれないし・・。
しばし悩んだが、交通量が半端なく多いので、停止してくださった男性と二人で歩道側に少し動かしてから公衆電話に走った。
30年前ですからw携帯電話なんてものはありません。

赤いボタンを押して先ず救急隊に連絡。その後、110番に連絡。(通常は、救急隊から110番してくれるんですけどね。)
こちらの名前と住所を聞かれたので、きちんと答えて救急隊と警察の到着を待ちました。

その間、事故を起こした女性は私の胸に張り付いたままでした。(可愛いけどさ、ちょい、もうちょい冷静になろうよ。)

停止してくださっていた車の方は救急車が到着したら直ぐにその場からいなくなっちったよ↷

頭痛いですかぁ?どこか痛いところがありますかぁ?救急隊の問いかけに酔っ払いらしく応えてました。
ほどなくして事故処理のパトカーも到着し、混乱している女性の代わりに話をしました。
轢かれた男性はどこかの病院へと運ばれていき、女性の車はレッカー車を呼ぶ事になり、私の役目は終わりました。

雨の中私はひとり・・ぽつんと佇んでいた。w
バイクのエンジンをかけて自分のアパートに戻りましたよ。

人をひくとパニックになる人は多いです。最近では逃げる人も多い。
けどさぁ、自分が自動車とか軽車両とかにひかれた立場だったらさ、「ちょっ!止まってよ~。止れー!こらー、止まらんかいー!!」ヽ(`Д´)ノ って思いますよね。

息があろうとなかろうと、そう思うはずです。ギョギョッ!そうそう。

なんでそう思ったかって?
自分が昔車にひかれて15メートル飛ばされた事があるからですよ。

痛いっすよ。飛んだ瞬間に私は地面に・・・ったら、きっと意識が無く・・・・・と思ったら、
痛いー!!痛いよ!!ですよ。(o;TωT)o

まじで。案外人間って生き物は強くつくられているようです。

事故ってのは起こしたくないし起こされたくもないものです。貰い事故は嫌ですよね。人をひきたく無いし、ひかれたくも無いよ。
人間なんだからさ、いい大人なんだからさ、それなりに冷静に運転しようね。色々な事に対応できるようにしようね。

それから一年後くらいにスピード違反で青切符切られた時に、「おまわりさん、私、事故を起こした人がいた時に事故対応したんですけど、それってスピード違反一回くらいチャラにならないんですね?」って聞きましたわ。
ん・・・・無いってさ(苦笑)

交通違反もしないよう気をつけようね。違反や事故ってのは無駄な出費と時間を費やすだけですから^m^

茹だるようなこの夏、ぼーっとしながら自動車の運転しないように気をつけましょう。


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